収蔵品 >

        

≪重要文化財≫[院北面歌合巻物二十巻本類聚歌合]

【日本】| 平安時代

image

永久4(1116) 年4月4日、白河院が離宮鳥羽殿に御成りの際に催された歌会の内容を記したものである。歌題は「卯花、郭公、菖蒲、早苗、恋」の5題、歌人は左右各5人、 全部で25番、50首から成る歌合である。

本書は歌会後、その記録を元に編集されたものと考えられ、平安末期の歌合集としての文学的価値と、書としての美術的価値を持つ貴重な資料である。

書写年代は保安元年(1120)頃と推定されるが、筆者は明らかではない。

        
収蔵品一覧へもどる