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[梅くぐり寿老人]

狩野芳崖(ほうがい)【日本】| 明治13年(19世紀)

梅くぐり寿老人図画像             

島津侯爵家旧蔵

狩野芳崖(1828~1888年)は橋本雅邦(がほう)とともに明治時代初期の日本画の新時代をもたらした日本画家である。

      

本作は、室町時代の画僧である雪舟等揚(せっしゅうとうよう)(1420~1502年)の描いた紙本墨淡彩色「梅潜寿老図」(蜂須賀家伝来 現・東京国立博物館所蔵)の原図を手本として描かれている。そして芳崖の雪舟模写という古画学習の成果の上にきらびやかな色彩と遠近感など新画風を取り入れた大作である。

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