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≪重要文化財≫[宇夛院歌合巻物二十巻本類聚歌合]

【日本】| 平安時代中期

宇夛院歌合画像  

この巻子本は、平安時代前期に開催された歌合の記録を平安時代中ごろ書写したものと見られるが、筆者は不明。

書かれた歌はすべて隠題歌であり、平安前期の高度な文芸を伝える歌合の記録であり、初春の子の日から梅、桜、山吹など花の名など12の歌題に対し12番(24首)の和歌が古風な筆跡で書かれている。 勝敗は一部のみに記され、判詞も書かれていない。

参加歌人は紀貫之、紀友則、壬生忠岑、平定文などで、歌合が行われた年は不明であるが、紀友則の没年(905年)以前であることは推定される。

 
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