萬葉集講座のご案内
萬葉集講座 第15回
「在明の月夜 ―美の発見―」
10月26日[土]
午後2時より(要予約)
昭和美術館会場にて講師の先生との対面講義の講座です。
オンラインによる講座の配信は行いません。
美術館の展示テーマに関連した『萬葉集』所載の歌を数首取り上げ、講師の先生による解説で歌を鑑賞する講座です。 プリントと講師によるくわしい語の説明がありますので、萬葉集に初めて触れる方にもより深く知りたい方にもおすすめの講座です。 講座の最後には講師の先生へ直接ご質問いただけますので、初めてご参加になる方もお楽しみいただける講座です。
|取り上げる歌はこちら|
■真葛原 なびく秋風 吹くごとに あだの大野 芽子(はぎ)の花散 (10巻2096・作者未詳)
■人皆は 芽子(はぎ)を秋と 云よし吾れは を花が末(うれ)を 秋とは言はむ (10巻2110・作者未詳)
■おもはぬに しぐれの雨は ふりたれど 天雲はれて 月夜さやけし (10巻2227・作者未詳)
■春はもえ 夏は緑に 紅の 綵色(まだら)に見ゆる 秋の山かも (10巻2177・作者未詳)
■吾が背子が 挿頭(かざし)の芽子(はぎ)に 置く露を さやかに見よと 月は照るらし(10巻2225・作者未詳)
■白露を 玉になしたる 九月の在明の 月夜見れど 飽かぬかも(10巻2229・作者未詳)
講師 |
廣岡義隆先生(三重大学名誉教授) 著書『萬葉のえにし』塙書房(2020年11月)、『萬葉の散歩みち』(上・下・続)新典社(2008年・2008年・2013年)、『萬葉のこみち』塙書房(2005年10月)他多数 |
▶参加費 |
1名1200円 資料代込(税込)※受講当日の入館料込み |